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令和4年度(行政書士試験 過去問の解説)
1【妥当】<初出題>
選択肢の通り。
民法897条1項にある通り、系譜(家系図)、祭具(仏壇)、墳墓(お墓)の所有権は、原則として、慣習に従って、祖先を祭る主宰者が引き継ぎます。
ただし、被相続人が主宰者を指定した場合、指定された人が引き継ぎます。
【参考】民法897条1項
系譜、祭具及び墳墓の所有権は、前条の規定にかかわらず、慣習に従って祖先の祭祀を主宰すべき者が承継する。ただし、被相続人の指定に従って祖先の祭祀を主宰すべき者があるときは、その者が承継する。
2【妥当でない】(最大判昭42.11.1)<H26、問34、肢3>
「被害者自身の精神的損害を補填するためのものであるから」「には含まれない」が×。
最初の「」の文章を消して、「に含まれる」にすると〇。
不法行為に基づく慰謝料請求権は、相続の対象になる、という判例があるので、相続財産に含まれます。
前半部分は、民法896条にある通り、一身専属権以外の権利・義務が相続の対象です。
3【妥当でない】(最大決平28.12.19)<初出題>
「分割債権であるから~帰属し~対象とはならない」が×。
「分割債権であるが~帰属するわけではなく~対象となる」にすると〇。
預金債権は、遺産分割の対象になる、という判例があります。
4【妥当でない】<初出題>
全文が×。
民法906条の2第1項にある通り、遺産分割の前に、相続財産に含まれる財産が処分された(例:売られた)場合でも、相続人全員の同意があれば、処分された財産が、遺産分割の時点で遺産として存在するとみなすことができるので、処分された財産を含めて遺産分割を行うことができます。
5【妥当でない】<H24、問35、肢オ>
「相続の経過後3ヵ月を経過した場合」が×。
「原則として」にすると〇。
民法907条1項にある通り、相続人は、原則として、いつでも、遺産分割協議をすることができます。
例外として、「遺言で遺産分割が禁止されている」「相続人の間で、遺産分割をしない旨の契約をした(令和5年4月1日施行の改正条文)」のどちらかに該当する場合、遺産分割協議はできません。
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