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令和2年度(行政書士試験 過去問の解説)
正解「ア⇒11、イ⇒18、ウ⇒5、エ⇒10」
(最判平31.2.14)からの出題。
ア【11:私法上の権利利益】<初出題>
ノーヒントなので、難しい空欄です。
1段落目に「名誉を毀損され、精神的損害を被った」とあるので、名誉毀損を理由にした国家賠償の話ですが、判例では「私法上の権利利益の侵害を理由とする国家賠償請求」と言っているので、空欄アには「私法上の権利利益」が入ります。
イ【18:法律上の争訟】<H29、問44>
1段落目最後の「裁判所法3条1項にいう【イ】に当たり」が大ヒント。
裁判所法3条1項にあるのは「法律上の争訟」なので、空欄イには「法律上の争訟」が入ります。
【参考】裁判所法3条1項
裁判所は、日本国憲法に特別の定のある場合を除いて一切の法律上の争訟を裁判し、その他法律において特に定める権限を有する。
ウ【5:地方自治の本旨】<H24、問22、肢ア>
3段落目最初の「憲法の定める【ウ】に基づき」が大ヒント。
憲法92条に「地方自治の本旨に基づいて」とあるので、空欄ウには「地方自治の本旨」が入ります。
【参考】憲法92条
地方公共団体の組織及び運営に関する事項は、地方自治の本旨に基いて、法律でこれを定める。
エ【10:議会の内部規律】<初出題>
最後の段落の「【エ】の問題にとどまる限り、議会の自律的な判断を尊重し」がヒント。
「自律的な判断」(議会自身の判断)とあるので、議会(内部)で決めた判断を尊重する、という意味になりそうだと予測できれば、同じような意味の「議会の内部規律」が入ると判断できます。
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