問題4　憲法・学問の自由　正解「2」

1【妥当】＜初出題＞

選択肢の通り。

学問の研究は、「真理を見極めるため」と推定される、という学説があります。

学説は、学者の意見のことです。

2【妥当でない】＜H21、問6、肢3＞

「規制することまではしていない」が×。

「規制することがある」にすると○。

たとえば、クローンの移植については、法律で罰則があるので、クローン技術の研究活動は規制されています。

3【妥当】（最大判昭38．5．22）＜H21、問6、肢1＞

選択肢の通り。

大学生が、学問の自由を持っていることや、大学の施設を利用できるのは、大学の本質（真理の探究）に基づいて、大学教授などの研究者が持っている特別な学問の自由と自治（大学のことは大学内で決める）の効果だよ、という判例があります。

4【妥当】（最大判昭38．5．22）＜初出題＞

選択肢の通り。

学生が集会で、実社会の政治的社会的活動（判例では、当時社会的な話題になっていた「松川事件」を題材にした演劇発表会）をする場合には、大学が持っている特別な学問の自由と自治の効果はない、という判例があります。（真理の探究とは関係ないから）

5【妥当】（最大判昭51．5．21）＜初出題＞

選択肢の通り。

普通教育（小学校～高校）では、教師には、ある程度の「教授の自由」（教える内容を決める自由）は保障されているけれど、「完全な教授の自由」（教える内容をすべて決める自由）は認められない、という判例があります。