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平成23年度(行政書士試験 過去問の解説)
(最判平14.10.24)
空所補充問題は、【ア】から順番に見ていく必要はありません。
答えを絞りやすそうな空欄から見ていきます。
今回は、【エ】が一番答えを絞りやすい空欄になっています。
エ【経過した後】
ウ【告示があった日】
改正前の行政不服審査法第14条1項には、審査請求の期限は「60日以内」とあります。
本文に、認可の告示(処分)があったのが「平成8年9月13日」で、審査請求をしたのが「平成8年12月2日」とあります。どう見ても60日を超えてます。
ということは、【エ】には「経過した後」が入ります。
【参考】旧・行政不服審査法14条1項
審査請求は、処分があったことを知った日の翌日から起算して60日以内~に、しなければならない。
この段階で、【ウ】には「告示があった日」が入ることがわかります。
【エ】「経過した後」とセットになっているのは【ウ】「告示があった日」だけです。
本文の内容から【ウ】に入る語句を絞る方法もないわけではありませんが、この問題に関しては【ウ】を考える必要はありません。
ア【現実に知った日】
イ【処分があったことを知り得た】
「処分のあったことを【ア】のことをいい、【イ】というだけでは足りない」がヒント。
「~だけでは足りない=不十分」ということは、【ア】は【イ】よりも処分があったことを知る可能性が高いことになります。
選択肢の組み合わせを見ると、組み合わせは3通りあります。
①「ア:現実に知った日 イ:処分があったことを知り得た」(1・3)
②「ア:知り得た日 イ:処分が現実にあった」(2・5)
③「ア:現実に知った日 イ:処分が現実にあった」(4)
それぞれの【ア】と【イ】を比べると、【ア】が【イ】よりも知る可能性が高くなっているのは①だけです。
②は【イ】の方が知る可能性が高くなっており、③は同じ可能性です。
ということは、【ア】には「現実に知った日」が、【イ】には「処分があったことを知り得た」が入ることになります。
以上の語句がすべて入っている「選択肢1」が正解です。
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