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平成19年度(行政書士試験 過去問の解説)
1【適合しない】
「日本語での言説が~十分な表現力を持たない」が×。
「日本語には表現力がない」なんて、本文のどこにもありません。
ちなみに、言説とは「考えなどをことばにして述べること。また、そのことば」です。
2【適合しない】
「近隣諸国の日本に対する批判や反論は、日本国内で十分に議論されており」が×。
「日本への批判や反論が、国内で十分に議論されている」なんて、本文にありません。
本文にあるのは「日本語で書かれた近隣諸国の批判」で、日本に対する批判ではありません。
3【適合する】
選択肢の通り。
第2段落の真ん中に「批判の対象となる相手に趣旨が正しく到達し、反論があればこちらもそれを真摯に受け止めるという双方向性のプロセスがあってこそ、批判はその社会的身体を全うする」とあります。
この文章と選択肢をじっくり読んでみてください。
4【適合しない】
「その現状を理解することにより、事態改善の展望が開かれねばならない」が×。
最終段落のどこにも、「現状を理解して、改善しないとね」なんてありません。
本文には、現状だけが書かれています。
5【適合しない】
「ある言語による言説の表現到達力の限界は、国という地理的範囲にあり」が×。
表現到達力の限界は「その言語を理解する人々の範囲(言語圏)」と本文の最初にあります。
英語で書かれたことはアメリカ、イギリス国内でしか通じないなんてことはありません。
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