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平成19年度(行政書士試験 過去問の解説)
A説を「実体法説」、B説を「訴訟法説」といいますが、選択肢によっては、それぞれの説の内容を知らないと判断できないものもあるので、難しい問題です。
1【妥当でない】
「A説と矛盾する」が×。
「A説と矛盾しない」にすると○。
ノーヒントなので、難しい選択肢です。
A説(実体法説)では、「時効を援用して利益を受けるかどうかを、当事者の良心にゆだねたもの」と説明されるので、A説と矛盾しません。
2【妥当でない】
「B説と矛盾する」が×。
「B説と矛盾しない」にすると○。
これもノーヒントなので、難しい選択肢です。
B説(訴訟法説)では、「時効の援用は、証拠を裁判所に提出する行為」と説明されるので、弁論主義(裁判の事実や証拠は、当事者が集めて提出する権利・責任がある)という考え方に近いので、B説と矛盾しません。
3【妥当でない】
「A説と矛盾する」が×。
「A説と矛盾しない」にすると○。
時効の援用は、はじめに遡って効果がある(遡及効)というのは、民法144条にあるので、A説とB説の両方に当てはまる共通ルールです。
なので、A説と矛盾しません。
【参考】民法144条
時効の効力は、その起算日にさかのぼる。
4【妥当】
選択肢の通り。
選択肢2の繰り返しになりますが、B説(訴訟法説)では、「時効の援用は、証拠を裁判所に提出する行為」と説明されるので、B説と矛盾しません。
選択肢1~5の中で、選択肢4だけ語尾が「矛盾しない」となっているので、いかにも怪しい選択肢でした。
5【妥当でない】
「A説と矛盾する」が×。
「A説と矛盾しない」にすると○。
これもノーヒントなので、難しい選択肢です。
A説(実体法説)では、「時効の援用は、停止条件のようなもの」と説明されるので、A説と矛盾しません。
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