行政書士試験専門の個別指導(通学・通信)。オリジナル教材の通信販売。
受付時間:11:00~20:00(平日)
055-215-2059
平成28年度(行政書士試験 過去問の解説)
正解「財産分与には、夫婦の共同財産の清算分配、離婚後の生活費、離婚の慰謝料の要素がある。」(41文字)
離婚をしたときは、結婚している間に貯めたお金や、買った家・車などの財産を分けることになります。(財産分与)
この財産分与には、3つの目的や機能があると判例は言っているので、それを書きなさい、という問題。(最判昭46.7.23)<初出題>
判例では、次の3つが財産分与の目的・機能と言っています。
① 夫婦が婚姻中に有していた実質上共同の財産を清算分配する
⇒ 「夫婦の共同財産の清算分配」
② 離婚後における一方の当事者の生計の維持をはかる
⇒ 「離婚後の生活費に充てる」
③ 損害賠償のための給付
⇒ 「離婚の慰謝料」
【参考】最判昭46.7.23
離婚における財産分与の制度は、夫婦が婚姻中に有していた実質上共同の財産を清算分配し、かつ、離婚後における一方の当事者の生計の維持をはかることを目的とするもの(中略)分与の請求の相手方が離婚についての有責の配偶者であつて、その有責行為により離婚に至らしめたことにつき請求者の被つた精神的損害を賠償すべき義務を負うと認められるときには、右損害賠償のための給付をも含めて財産分与の額および方法を定めることもできると解すべきである。
まとめると、「財産分与には、夫婦の共同財産の清算分配、離婚後の生活費、離婚の慰謝料の要素がある。」となります。
もちろん、同じ意味なら、違う表現になっていてもOKです。
民法(親族)の各条文について、わかりやすく解説している教材を販売しています。
詳しくは、「民法の逐条解説(親族)」をご覧ください。
行政書士試験に合格するために何をどう勉強すればいいのか迷っている方
今の勉強を続けても行政書士試験に合格できる気がしない方
行政書士試験に合格するためには基礎から学び直す必要があると考えている方
行政書士試験の記述式の解答用紙を埋められない方
独立に向けて行政書士試験に合格したいけれど、足踏みが続いている方
初めて法律を勉強するので何から手をつければいいのか判断がつかない方
ステップアップファーストは、行政書士試験に合格するために、受講者一人ひとりに合わせたオーダーメイドの試験対策を行う「個別指導」にこだわった行政書士試験対策専門スクールとして、10年間で多数の合格者を送り出してきました。
行政書士の資格取得を考えている方が、安心して行政書士通学講座を受講いただけるように、個別の受講相談(無料)を随時実施しています。
受講前に疑問に思っていること、不安や悩みなど、何でもお気軽にご相談ください。
行政書士試験対策の専門家が、あなたの疑問、不安や悩みを解消いたします。
詳しくは「個別受講相談(行政書士通学講座)」をご覧ください
駐車場は、建物の隣にあります。
右側が時間貸、左側が月極で、左側の月極の「7番」が当スクールの駐車場です。