平成26年度(行政書士試験 過去問の解説)

問題26 行政法・転入の届出 正解「3」

1【妥当でない】(最判平20.10.3)

「許されない」が×。

「許される」にすると○。

ホームレスの人が、公園を住所にして転入届を提出して、市長が受理を拒否したことを認めた判例があります。

 

2【妥当でない】

「行政処分には該当しない~争うことはできない」が×。

「行政処分に該当する~争うことができる」にすると〇。

転入届を受理しないのは、受理を拒否する処分(行政処分)になるという解釈があるので、その処分について取消訴訟できます。

 

3【妥当】

選択肢の通り。

転入届を出すのをサボった人に対する過料は、法律(住民基本台帳法)に基づく過料で、行政罰の秩序罰に該当します。

法律に基づく過料は、非訟事件手続法に基づいて、裁判所が出します。

 

4【妥当でない】(最判平15.6.26)

「拒否することができる」が×。

「拒否することはできない」にすると○。

選択肢のような特別な事情があっても、転入届の受理を拒否するのはNG、という判例があります。

 

5【妥当でない】

「停止しても、削除された住民票が復活するわけではない~利益はない」が×。

「停止すると、削除された住民票が復活する~利益がある」にすると○。

執行停止には、原状回復の効果があるので、住民票は復活します。

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