平成24年度(行政書士試験 過去問の解説)

問題20 行政法・国家賠償制度 正解「4」

1【誤】(最判昭53.7.17)

「失火責任法の適用はない」が×。

「失火責任法の適用がある」にすると○。

消防士(公務員)の失火による損害賠償責任にも、失火責任法が適用される、という判例があります。

 

2【誤】(最判昭58.2.18)

「「公権力の行使」には当たらない」が×。

「「公権力の行使」に当たる」にすると○。

先生がする部活動の監視・指導も、公権力の行使になる、という判例があります。

 

3【誤】(最判平5.3.11)

「直ちに~評価を受ける」が×。

「直ちに~評価を受けるわけではない」にすると○。

「取消訴訟での違法(取消し)=国家賠償法での違法」にはならない、という判例があります。

 

4【正】

選択肢の通り。(最判昭61.2.27)

パトカーに追われたAさんの車が、事故を起こして歩行者のBさんに怪我をさせた場合に、パトカーで追ったことが国家賠償法上「違法」になることがある、という判例があります。

 

5【誤】(最判昭57.4.1)

「特定する必要がある」が×。

「特定する必要はない」にすると○。

どの公務員から損害を受けたか特定できなくても、国家賠償を請求できる、という判例があります。

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