平成22年度(行政書士試験 過去問の解説)

問題59 一般知識・文章理解 正解「4」

空欄A【ウ:キリギリスになりたいアリ】

空欄B【エ:アリのようなキリギリス】

 

3段落目最初「昭和24年生まれの私は、団塊の世代に属する」

4段落目最後「私たちは、残念ながらキリギリスになりきることもできないし、とはいえアリに戻ることもできない」

5段落目最初「キリギリスとして遊ぶことを知り、かつアリの性向も残し持っている私たち」の3箇所がヒント。

 

ここから、団塊の世代の私は「100%アリ」でも「100%キリギリス」でもなく、「アリとキリギリスのハイブリッド」だということがわかります。

つまり、「アリの要素をもったキリギリス」や「キリギリスの要素をもったアリ」が答えの候補として考えられます。

 

まず「キリギリスになりきることもできない」から、100%キリギリスではないとわかります。

さらに、「キリギリスの遊びを知り」から、キリギリスの遊びを知ったことがわかります。

 

次に、「アリに戻ることもできない」から100%アリになることはできないとわかります。

さらに、「アリの性向も残し持っている」から、アリの要素もいくらかはあるとわかります。

 

これらを踏まえて各選択肢を見ていきます。

ア:キリギリスとなったアリ

⇒ キリギリスに完全に「なった」わけではないので×

イ:キリギリスになれないアリ

⇒ キリギリスに「なれない」わけではないので×

ウ:キリギリスになりたいアリ

⇒ △(なりたいかどうかはわからないため)

エ:アリのようなキリギリス

⇒ ○

オ:アリがゆめのキリギリス

⇒ アリになることを「夢見て」いるわけではないので×

カ:アリをきらうキリギリス

⇒ アリが「きらい」なわけではないので×

 

ウについては、キリギリスになりたいかどうかは本文からわかりませんが、アリよりキリギリスとなることにあこがれる人が多いのでは、という一般論を考慮していると考えられます。

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