平成19年度(行政書士試験 過去問の解説)

問題8 行政法・行政行為の分類 正解「3」

ア【認可とされない】

これは「特許」です。

普通ならできない電気事業を「特別に許可する」ことになります。

 

イ【認可とされる】

供給約款は、利用条件や料金など、ガスを利用するときのルールが書かれたものです。

ガス事業者が作った供給約款を「認可」することで、その約款が有効になります。

「供給約款を作ったら、認可を受けなさい」とガス事業法に書いてあります。

 

ウ【認可とされる】

合併を「認可」することで、その合併が有効になります。

「合併したければ、認可を受けなさい」と銀行法に書いてあります。

 

エ【認可とされない】

これは「確認」です。

「これから建てる建物の設計図が、建築基準法等のルールに則って作られています」というお墨付きを与えることです。

 

オ【認可とされる】

農地の所有権移転を「認可」(条文では「許可」)することで、その移転が有効となります。

「農地の所有権移転をしたければ、認可(条文では「許可」)を受けなさい」と農地法に書いてあります。

 

【参考】農地法3条1項

農地又は採草放牧地について所有権を移転し、又は地上権、永小作権、質権、使用貸借による権利、賃借権若しくはその他の使用及び収益を目的とする権利を設定し、若しくは移転する場合には、政令で定めるところにより、当事者が農業委員会の許可を受けなければならない。

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