問題3　憲法・外国人の人権　正解「1」

1【妥当でない】（最判平7．12．15）＜H23、問3、肢3＞

「外国人にまで及ぶものではない」が×。

「外国人にも及ぶ」にすると○。

指紋を押すこと（押捺：おうなつ）を強制されない自由は「何人」にも保障されてるから、日本にいる外国人も保障される、という判例があります。

2【妥当】（最判平4．11．16）＜H19、問6、肢5＞

選択肢の通り。

憲法は、日本にいる外国人に、外国に一時旅行する自由は保障してない、という判例があります。

3【妥当】（最大判昭53．10．4）＜H23、問4、肢3＞

選択肢の通り。

日本の政治に影響がない範囲なら、外国人にも政治活動の自由がある、という判例があります。

4【妥当】（最大判平17．1．26）＜H19、問6、肢3＞

選択肢の通り。

外国人が、地方公務員の管理職（公権力の行使等を行う地方公務員）になれないというルールがあったとしても、それは合憲、という判例があります。

外国人は、地方公務員にはなれても、昇進して管理職になれるとは限りません。

5【妥当】（最判平元．3．2）＜H19、問6、肢4＞

選択肢の通り。

外国人を、年金を受け取れる対象から外しても、それは政治で決めていいことだから合憲、という判例があります。

予算は限られているので、国民を優先してもOKという判断です。